提灯探訪ブログ

提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。

[仕事場だより]2011/06/21

梅雨の時期は・・・(×_×)

梅雨の時期は、提灯屋泣かせです。
提灯製作の工程において「乾燥」は非常に大切です。
提灯張り、文字書きや赤塗り仕上げ、油引きなど、湿気が多く乾きにくいこの時期はすべての作業が停滞します.


特に最後の仕上げである「油引き加工」の工程では、この時期は「空とにらめっこ」しながら少しの晴れ間を狙って、天日干しをします。通常の時期だと3日間ほど干すと出荷できるまでの状態になりますが、この時期は1週間干してもなかなか良い乾き具合になりません。お客様の元へ良い状態の製品をお届けするために毎日、天気予報を確認して作業しています。

京都では祇園祭のクライマックスである山鉾巡行が終わると、梅雨が終わり、本格的な夏がやっ来るといわれています。それまで晴れの日を心待ちにしております。