提灯探訪ブログ

提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。

[提灯豆知識]2012/02/07

ちょうちんあれこれ考

ちょうちん、漢字で提灯、むずかしく書くと提燈、思えばなんとなくユーモラスな響きの名前だなと改めて感じます。

そしてなんとも存在感の強いアイテム。

遠くの赤ちょうちんを見れば飲食店だと一目でわかりますし、小さなちょうちんがたくさんあれば、盆踊りかイベントか?何か楽しいことをやってるかその準備だと一目でわかります。

お祭の折、高張りちょうちんが家々の軒につられていれば、何となくおごそかな気配が漂い、現代の街でさえ古い日本の情緒をたたえ、見慣れた景色も一味二味変わって見えて、これもまた何とも良いものです。

使い様にもよりますが、例えば骨が竹ヒゴをグルグル巻くのではなく、一本ずつ輪っかを作る"一本がけ"の「地張り」という、しっかりしたちょうちんは、やはり雰囲気もしっかりして、格調高さをかもし出しますし、また逆に品種によっては、これまた使い方にもよりますが、たいへんたいへん親しみやすい、ざっくばらんな雰囲気をかもし出します。

手前みそながら、なかなかにして、ちょうちんというものは、その場を、ふっと良い感じに変えるチカラを持っていると思います。

もうすぐ?お花見の時期も来ますが、やはり電球よりもちょうちんの明かりのほうが盛り上がりますもの、ね!!

 

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ちょうちん太郎