提灯探訪ブログ

提灯や祭りについていろいろなんでも話しています。

[提灯レポート]2012/08/10

町内の地蔵盆提灯

地蔵盆は京都の多くの町内は毎年8月の第三土曜、日曜日に行います。
子供たちの成長と健康、交通安全などを祈念します。


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提灯には「延命地蔵大菩薩」「南無地蔵大菩薩」「天道大日如来」の3種類があり、町内にお祀りされている地蔵さんによって種類が変わります。
提灯には和紙製のものと、ビニール製のものがあり、絵柄も赤地のものと、三色の幕柄が入ったものがあります。
私の町内では、地蔵盆当日に、お地蔵さんの祠の前に、幕を張り、両側に小さな祠吊り提灯を飾ります。提灯の下には赤白の小さな房飾りをつけます。
そうして飾られたお地蔵さんの前にテントを張り、テントの周りに電気の配線をし、提灯用のソケットに電球を付け、そこに各家庭から持ち寄った提灯をつるします。提灯の前には「延命地蔵大菩薩」後ろには提灯の持ち主である子供の名前が書かれています。
テントの下に、シートやゴザを敷き、テーブルを置いてお地蔵さんを前にして、町内会で作ったカレーライス、おでん、すいかなどを子供たちが食べたり、ゲームや金魚すくい、おやつの配布などで楽しみます。
夜になると、提灯に灯りがともり、賑やかになります。
そうした光景が、いろいろな町内で繰り広げられます。

当社では毎年お地蔵さん用、夏祭り用の提灯を製作させていただいております。
まだ、お提灯をお持ちで無い方は、是非ご用命下さい。

H・H